2018年から変わったNVCへの書類提出について。
I-130が承認され、ようやくNVCのプロセスへ移ったと思ったら、
まったく新しいシステムになっていて、どこにも情報がなく…
手探りでここまでやってきました。
偶然にも1名ブログをやっている方で最新情報をシェアしている方がいたので、
メッセージをさせてもらったり、友人が同じプロセスだったので聞いてみたり…
色々な人に助けられました。
私もここにシェアしたいと思います。
オンラインの提出方法などについてはこのページの中盤から下にあります
まずは、NVCプロセスに移ってからのタイムラインをどうぞ。
Welcomeメールが1ヶ月しても届かずNVCに電話してウェルカムレターをメールにて請求
9月13日メールにてWelcome letterの変わりの物が到着
〜オンラインプロセススタート〜
9月13日NVC費用支払い(日本人・アメリカ人両方)
9月14日犯罪歴証明書について警察に問い合わせ
→ウェルカムレターの代わりに貰ったメールでもOKかの確認→ケース番号と名前さえ乗っていればOKとの返事
9月15日NVC支払いプロセスがpaidに変わる
9月17日DSフォームスタート
9月20日犯罪経歴書の申請
9月23日CIVIL DOCUMENTS提出完了(日本人)
11月9日旦那の書類提出完了(アメリカ人)(両者の全ての書類提出完了)
11月21日 書類不備のメールが届き再提出(1枚文字の向きを直せと)
12月5日 再提出書類チェックのメール、さらに再提出要求(2回目)(存在しないW2を提出しろとのこと)
12月6日再々提出&NVCへクレーム電話(12日まで待てとのこと)
12月13日NVCへ再び電話
12月14日お急ぎ申請
12月17日お急ぎ申請から審査するから待ってのメール
12月18日NVCより書類レビュー完了メール
12月19日健康診断予約
2018年夏頃からNVCへの申請方法が郵送よりオンラインに変更となりましたが、基本的に提出物は以前と変わっておりません。全て事前に用意できる物となりますのでウェルカムレターを待つ間に提出物の収集をオススメします。
ステータスが変わってしばらくしてもウェルカムレターが来ない場合はお問い合わせすると同じ内容をメールにて送ってもらえます。1ヶ月ほど待って届かなければ問い合わせしてみても良いかも。
問い合わせ電話番号: (603) 334-0700
※アメリカの電話番号です。電話が繋がるのに1時間以上かかることも多いです
該当URL は以下
こちら上のリンクの「移民ビザ」から。
お電話以外にも問い合わせフォームからの問い合わせも可能です。
私たちも提出物を事前に集められれば良かったのですが、私たちは諸事情ありオンラインプロセスを9月に始めたものの、レビュー完了が12月終盤となってしまいました。
これには、主に2つの理由があります。
プロセス方法をご紹介する前になぜ3ヶ月もかかったのかを先にシェアしたいと思います。
<オンラインプロセスで3ヶ月もかかった理由>
理由1
ジョイントスポンサーを立てれなかったが故に、彼の仕事が始まるのを待っていたため。
彼が今まで日本で仕事をしていためアメリカでの収入がなく、経財証明が難しかったことが原因でした。
本来であれば、ジョイントスポンサーを立てて早く進めれば良かったのですが、
残念ながら彼の実の父に断られてしまいました。
そのため彼の仕事が落ち着き、給料明細や契約書を頂くのを待ったため、
結果として提出する書類が揃うまでに1ヶ月以上要しました。
理由2
オンラインシステムにかわったから。
どうやらオンラインシステムに変わってから、ある程度機械が判断しているようです…
これはあくまでも私たちの予想ですが。
機械による自動識別のせいで書類の向きが1枚間違っているからと再提出になり、2週間のロス。
元々縦形式(文字並びで言えば左から右に文字が流れる)の中に横形式が1枚ある書類でした。それをあえて他の書類に揃えるべく縦向きにしたら文字が読めないとのことで、横向きにして再提出しろとのこと)
再々提出になった理由としては、我が家は税を納めている証明として1040xを出したのですがこれも機械のせいなのか受理されず。。。
アメリカで過去数年で雇用歴がある方はおそらくW2を納税の証明として提出すると思います。
しかし、W2は米国内企業から頂く物(源泉徴収)のようなもので、旦那は過去2年以日本に住んでいた為「W2」をそもそも持っていません。
なので、納税の正式証明書類であるフォーム1040Xを提出しました。
※From1040Xは大使館のホームページの税の証明に使える公式リストにも入っています
なのに!!今度はW2を提出しなさいとのメールが…
公式の納税証明を提出しているし、そもそも存在しないものを提出しろとはどういうことか
とNVCに電話したところ「とりあえず何か提出してコメントで
日本に過去2年以上住んでいたためW2はありませんと書け」と。
結局私たちはワードに「日本に過去2年いたためW2はなくFrom1040Xを提出しています」と書いてそれをPDFにして、コメント欄にも同じことを書いて「W2」として提出しました…。
この時に12日以降(再提出してから3週間、再々提出してから1週間後)になっても承認されなければ電話してといわれ13日になっても承認されなかったので電話しました。
すると今度は最後に提出してから最長3週間かかるからあと2週間まてと。
前回と言っていることが違うと言うと、お急ぎ申請(Expedite Request)しろと連絡先を貰いました。
しかし、お急ぎ申請してからお急ぎ申請に値するかみるから待てとメールが来た翌日に
NVCから書類レビュー完了したから面接日程決まるの待ってねとメールが来ました。
お急ぎ申請が反映される前に幸運にもレビュー完了しましたが、
本当にオンラインシステムに振り回されまくりました…
結果として、一度全ての書類の提出が完了してから1ヶ月半かかりました。
再々提出にまでなりましたが、再提出した物は実際ありません。
この一ヶ月半、
オンラインシステムのせいで…
書類の向きを変えて、存在しない書類を求めるなと訴えただけでした。
人がちゃんとチェックしていれば、書類だって1枚向きを変えるだけなのに…
W2だって持っていないからフォーム1040Xを提出していると分かるはずなのに。
なんならフォーム1040Xにもそのことの記載はある。
今後は改善されることを祈りますが、同じような状況の方はNVCに直接電話するか、
頭からW2はないと説明を入れておくほうが良いかもしれませんね。
さてここまではオンラインプロセスに変わってからの注意点・問題をシェアしましたが、ここからは詳細をご紹介したいと思います。
〜NVCオンラインプロセス〜
ウェルカムレターに記載のURLとインンボイス番号と、ケース番号を使用してオンラインで全て提出します。主に3ステップに分かれていますが、1ステップづつ進まなければ、次に進めない法式になっております。URLよりログインすると以下の様な図が掲載されています。こちら下の写真はまさに今からの大まかなステップをまとめたものとなっております。
<ログイン>
ログインはウェルカムレターに記載のURLから。
ログイン時にこれまたウェルカムレターに記載のケースナンバーが聞かれます。
ケースナンバーを記入した後は以下のようなページに切り替わります。
ログイン時に申請者(アメリカ人)か、請願者(ここでは日本人)か聞かれます。「I am the」の後は選べるようになっていますので、日本人の場合はPetitioner(請願者)を選んで下さい。アメリカ人はApplicant(申請人)からログインしますが、どちらから入っても同じ画面に繋がります。
1、オンラインでFEEお支払い
※こちらの以下の画像では支払い後のため⇩PAIDにかわっておりますが、お支払い前はPayなどの表示になっています。
PayかStartか忘れてしまいましたが...、このボタンをクリックしてお支払いスタートになります。
こちらはクレジットでお支払いになります。このお支払い部分に関しては携帯からでも簡単に操作可能です。他のアップロード等にはどうしてもパソコンが必要にまります。
費用お支払いは片方が両者分を払ってもOKですし別々に支払いをしてもOkです。
こちらが受理されたらPAIDに変わり、右側(次のステップ)がどんどんクリックできるように変わり、スタートできるようになります。受理までに私の時は数日かかりました。
ちなみに上下で二つの囲いに分かれていますが、基本的に上横一列がアメリカ人、下が日本人がするものになります。受理されたかどうかはこまめにログインして確認して下さい。
以下2と3は順不同です。
2、オンラインでIV APPLICATION記入(日本人)
FeeがPAIDに変われば、次をスタートできます。クリックしてStartしましょう。
以前はDS260なるものがありましたが、オンラインに変わってからはそのようなものは無く、このIV APPLICATIONがその代わりになります。
こちらは内容は公開できませんが、I-130Aの詳しいバージョン+質問コーナーで、ご自身の過去の住所歴(日米)や過去5回分の渡米歴、職歴(職場のTELや正式名、雇い主名等も必要)さらに両親の出生情報や現在の職なども聞かれます。ブログで知り合った方の情報によると2019年5月頃からさらにSocial Media(Facebookやツイッター)のアカウント情報も聞かれるようです。
※最後のページでインターネットなどで内容を公開しないよう注意書きがありましたので、詳しく内容をお伝え出来ず申し訳ないです
こちらかなり詳しく聞かれる上、I-130パッケージと内容が被っている部分も多いので1-130パッケージで送付したI-130Aのコピーや、出来れば事前に役所で戸籍の付票を取得しておけばすごく役立ちます。
<アプリケーション記入で私が発見した問題>
このアプリケーション、ページ数が多い&内容が細かいので1ページ毎に保存できるようになっています。(F1ビザを自力でしたことがある方がいればまさにF1ビザのような感じです)
この保存機能は有り難いのですが...
1ページの記入に20分以上かかると、勝手にタイムアウトでログアウトさせられてページがまた白紙からになります。しかも最後まで記入しないと途中保存できない箇所もあるので、タイピングが遅い人や情報を事前に集めていないと面倒くさいことになります。もし途中で保存したい場合は仮でも良いので適当に打ち込んで保存だけでもできるようにしておくと良いかもしれません。
さらに!!!!!
I-130Aのように過去の住所歴(日米両方)を打ち込む欄があるのですが、こちらがなんと16歳まで遡らされます!!!(私の場合10年以上)
過去○○年等ではなく16歳までさかのぼらされますので、若い方が有利(笑)
私はかなり引っ越し歴が多いので、タイピングは割と早いのですが二回以上弾かれてしまい地獄でした。
※IV APPLICATIONは記入後、PDFをダウンロードまたは印刷しましょう。
面接時に持参するよう書いてあります。(面接時では使いませんでしたが念のためにコピーして持参することをオススメします)
3、Affidavit of Support Documents & Financial Evidenceをオンラインで提出(アメリカ人)
ここからは個人によって提出物が異なります。特にジョイント
スポンサーを立てるか否かにより提出物が大幅にかわります。
私たちはジョイントスポンサーなしのパターンですのでご了承下さい。
ちなみにご自身がどのパターンに当てはまるかはご自身でご判断頂く必要があります。
こちらのリンクボタンの中のcomplete an affidavit of support document に飛んで頂き、どの種類がご自身に適切かアメリカ人パートナーに選んでもらってください。こちら記載は全て英語ですし、どれに当てはまるかという判断は旦那様のアメリカでのご収入や経済状況により異なりますので、申請者であるアメリカ人パートナー聞いて頂くのが1番良いと思います。 表の中の左 If...が経済状況を示すもの、右側が当てはまる書類になります。
<スポンサーなしの当時の私たちの経済状況>
私たちは日本で暮らしていたのですが、夫が申請後から半年後の8月にアメリカへ帰国。
過去3年程日本にいたので、アメリカでの収入は過去数年全く無く、出せる米国税関係の書類はほぼ無いに等しい状態でした。(=提出できるW2はない)
帰国後9月から仕事開始の予定が先方の都合により11月始業という結果に。
仕事開始早々での申請でしたので、本来であればスポンサーを付けたかったのですが、彼の父に断られてしまい仕方なく、賭けにでるような形でスポンサーなしでの申請に踏切ました。
ただ、夫の新しい仕事はフルタイムかつ政府関係の仕事で信頼が厚く、契約上の年間収入も平均に比べて多かったのでもしかしたらスポンサーなしでも通過できたのかもしれません。
まず、ログインしてクリックすると
Required AOS Documents for XXXXXXX (XXXには名前が入ります)
・FORM I-864 AFFIDAVIT OF SUPPORT
・FEDERAL INCOME TAX RETURN OR TRANSCRIPT
というところと
Additional AOS Supporting Documentation for XXXXXX
・空欄(選べるオプション式)
という二つのセクションに分かれています。
Required AOS Documents for XXXXXXX(上の方)は
必須でI-864フォームの提出と公式タックスに関する書類(W2またはForm 1040X)の提出になります。
ジョイントスポンサーなしの場合はI-864とW2過去数年分、またはI-864とFrom 1040Xのどちらかを提出します。
実はここでうちの旦那が凡ミス。
※オンラインになってから更に融通がきかないようですので、かなり注意が必要です・・・。
私達はタックスのフォームW2が出せなかったのでFrom 1040Xを提出しました。From 1040も公式の税書類になります。HPにも記載されています。(夫は過去数年日本で仕事をしていて過去のW2が出せなかった。W2とは源泉徴収のようなもので、アメリカ企業が出すものであり、アメリカ国外の企業で就業していた場合は取得出来ません)
From 1040XはA4縦のフォームなのですが、1枚だけ元から横向きのものがあり、それを他のページ同様に縦向きで提出しました。すると、全て提出した2週間後に「文字をすべて横になるようにして再提出しろ」とのメッセージが。つまり、1枚だけ横向きの物が縦で入っていたので、文字的には縦並びで不正解ということでした。これのために2週間、前に振り出しに戻りました(笑)
各提出物は部類ごとに1つのPDFファイルにて提出しますが、すべて文字が左から右になってよめるようにして提出しましょう。1枚違う向きのものがあるだけで、最初の段階へ戻りますので。。。
Additional AOS Supporting Documentation for XXXXXX
の方は必須ではありませんが、私たちは仕事の契約書を提出しました。
(PROOF OF CURRENT OR SELF EMPLOYMENT)
ジョイントサポーターが居ない上、過去のタックスリターンもないので
「年にこれだけかせぐ予定です」という証拠のために、年収などが載った契約書を提出。
さらに、過去に離婚している場合はI-130で提出した結婚解消証明書も再び提出が求められるようです。(PETITIONER'S MARRIAGE TERMINATION DOCUMENTATION)
この必須ではない部分は、追加のプルダウンを選ぶと色々な選択肢が出てきますので、選択肢の中に有り、持っている物はありったけ出しておいた方が良さそうです。
ちなみに再提出のメッセージはメールでも届きますが、ログインしたページ右上にあるこちらの中にきますので、こまめにチェックしましょう。
再々提出してから2週間で受理されましたが、
最初の提出から二度も戻ってきてしまい、存在しない書類の提出を再々提出で求められ結局は提出から受理まで6週間かかりました。
やりなおしてねーっていう再提出を煽るメッセージは同じページの右上にあるこの箱の中にきますので、こまめにチェックしましょう。
4、Civil Documentsをオンラインで提出(日本人)
さてさて、同時に日本人もアプリを出したら、次はcivilドキュメントも提出しなければいけません。
日本人は
・PASSPORT BIOGRAPHIC PAGE (パスポート顔写真入)
・PHOTOGRAPHS (アメリカパスポートサイズ写真データ化されたもの)
・BIRTH CERTIFICATE (出生届/戸籍)
・MARRIAGE CERTIFICATE (婚姻証明書、無い場合は戸籍)
・POLICE CERTIFICATE (JAPAN) (犯罪経歴証明書)
が必須の提出物です。全てPDFかJPGでの提出になります。PDF化はお持ちのパソコンから、もしくはコンビニのコピー機でPDF化可能です。(USBに入れて持ち帰ります)
・パスポート
コンビニなどでカラースキャンしてPDFにします。
・証明写真写真
カメラのキタムラで撮り直しました。
I-130パッケージ時に撮ったデータはあったのですが、半年以上過ぎていたので念のため撮り直すことに。サイズについてはアメリカパスポートサイズでと言えば分かって頂けました。
写真屋さんからデータで頂いたものをパソコンからアップロードして完了。
・出生届
日本人の場合は戸籍謄本でOK(原本と英訳の両方必要)
こちらも私は自分で訳しました。
I-130の時と同様訳したものの見た目は原本そっくりにしましょう。
こちらを二枚つづりの1つのPDFにしてアップロード。コンビニで原本と訳を2枚続けてスキャンすれば1つのPDFになります。
・婚姻の証明
結婚受理証を出しました。(原本と英訳の両方必要)
戸籍でもOKと聞いたこともありましたが、同じ物を二つ出すのはどうなんだろうと思い、受理証に。戸籍の場合はコメント欄で日本ではマリッジサーティフィケートが無いとか、戸籍と一緒になってるとか説明を入れた方が良いかもしれないです。こちらも私は原本と訳を続けてスキャンしてPDF化してアップロード。
・警察証明(犯罪経歴証明書)
こちらは開封厳禁になっていたので、何もアップロードせずコメント欄に「開封厳禁なので面接時に持参します」と記入してsubmitしたら無事に受理されました。
後日、面接日までにアップロードするようにという訳の分からないメッセージが来ましたが、アクセプトされていましたので、無視してアップロードせずに面接時に提出しましたが問題ありませんでした。
これら全て提出してから受理までに2週間ほどでした。
受理を待つ
オンラインで全て提出したら、全ての書類がアクセプトされるのを待ちましょう。
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